凜一シリーズを読み返して③

いったんここで区切りとしようと思いますが、凜一シリーズを読み返して考えたことその3です。
今回は氷川さんと凜一が、お互いなぜ好きになったかを書き連ねてみます。
推しなので感情が乗って、とっ散らかること間違いなしですが、どうぞよろしくお願いいたします。

絵が多めです。スマホで取り込んだので、いつもより汚くてすみません…

つながる内容も多いので、合わせて見ていただけると↓
前回:凜一シリーズを読み返して②
前々回:凜一シリーズを読み返して①

凜一 → 氷川さん

まずは凜一にとって氷川さんが魅力的なのはどんなところか、から始めます。
こちらの方が分かりやすいと思うので…

甘えられる

凜一くん好きな人ランキングでも書きましたが、氷川さんは誰よりも甘やかしてくれて寛容。
両親を亡くし、気兼ねなく甘えられる人がいない凜一にとって、甘やかしてくれる人の存在は何より重要です。

白昼堂々では、省子に身代わり受験をしてもらったことや、凜一が氷川さんの気を引きたいと思っていることを、「そういう”狡さ”はあってもいい」と受け入れてくれます。また、正午とキスしているところを見られたあと、氷川さんが嫉妬していると聞いて凜一が「飛びつきたくなる」と言うと、「遠慮しなくていい」と…好きになってまうやろ!!!!!!

この「狡い」という言葉、読み返したら滅入るぐらい凜一に浴びせられていて可哀想になりました。
省子・千尋・正午・有沢・千迅、藤沢さんにまで。
でも狡くてもいいよ、と初めから受け入れてくれた氷川さん。

氷川さんはお兄さんのことがあるので、「真面目に生きて先立たれるより、狡くても生きていてよ」という寛容さを持ち合わせています。
そこが凜一の生い立ちからくる「甘えたい」部分と合致したんですね…

正直になれる

上記の「甘えたい」と似たような話にはなりますが、氷川さんの前だと凜一は正直になれる。

凜一は両親を亡くし、気兼ねなく甘えられる人がいない
→弱音を吐いたり反撃しない
→逃げて、我慢(したと思いたい) =この部分が周りをイラつかせている(凜一も自覚あり)

彼等で凜一は、余計な負担を口に出さないのは虚栄心だ、と千迅・省子・有沢・正午に指摘されて落ち込みます。
また若葉のころで有沢は、「反撃しないことで自分だけ我慢したつもりになりたいんだろ、甘えるな」と言い放ちます。めちゃくちゃ分かりやすいけど、こんなの面と向かって言われたらめちゃくちゃ落ち込みますよね…

生い立ちのせいで甘えることが出来ず、さらには感情表現もあまりできない凜一。
ですが氷川さんの前だと本音で話すことができ、氷川さんのことになると感情豊かになります。

凜一くん好きな人ランキングでも記載しましたが、氷川さんは感情がすぐ態度や言葉に表れる性格。
そのため凜一もそれに答えたくなり、逃げずに正直に話すようになります。

白昼堂々で氷川さんが「凜一が男と分かっても突き放さなかったのは、そういうことだから…」と言った後で、凜一は「傍にいられる方法を考えていたけど、あんな打ち明け話をされたら嘘はつけない」と、正直に告白します。

また、碧空で氷川さんに会った時に有沢さんのことを話してしまい、気まずくなります。
凜一は話してしまった後で、氷川さんの傍にいる安堵と甘えがそうさせた、千尋さんの代わりであるはずないのに…と反省します。
これはさすがに反省してくれ…笑

凜一は基本的に流れに身を任せ、拒まず否定せず…という姿勢ですが(その態度が人を怒らせるんですが)、正直者の氷川さん相手だと「やめたほうがいい」とか「違う」とか、正直に言うことができています。ぶっちゃけ氷川さんの言ってることが違ったことは、あまりないけども…可愛くて笑っちゃう…(?)

また、氷川さん以外の人相手だと基本スン…ッてしているのに、氷川さんのことになると表情豊かになる凜一くん可愛すぎます。
ありがとう…

↓1枚目:千尋さんに「首尾よくいったのか、」と聞かれたときの凜一くん、2枚目:飼い主を待つ犬みたい(氷川さん談)に待つ凜一くん

関係ないですが、犬みたいな凜一くんをしばらく眺めてた氷川さん、若干変態みがあって大好きです。

氷川さん → 凜一

凜一のターンだけで少しヘトヘトになってきましたが…笑
今度は氷川さんがどうして凜一に魅かれたかについて。
凜一視点のお話なので、予測の部分が多いのですが話半分に聞いていただければと思います。

自分を肯定できた

すべては若葉のころのラストに語られるわけですが
親や周りから兄と似た部分だけを見られるのが嫌だった、兄を否定も肯定もできず自分を見失っていたところで凜一と出会った
→凜一の存在があったからこそ、氷川さんが前に進むことができた
これが本当にデカい…個人的に氷凜のサビ…!!!笑

凜一は不思議なまでに、氷川さんのお兄さんと共通点があります。
凜一自身は、だから氷川さんはぼくに優しいんだと碧空で思ってますが、私としてはその理由だけではスッキリいかず…
(お兄さんと似ている凜一を愛することが、イコール氷川さんの人生を肯定することになる、という図式は何個か条件をすっ飛ばしている気がしたので…)

ここから持論ですが
氷川さんはお兄さんと同一視されるのが嫌だった・お兄さんに似ているところばかり見られる
→兄と違うこところ(異質なところ)を見て欲しい
 ※お兄さんと違うところと言えば体格やスポーツだが、そのような外面ではなく内面を見て欲しい
→凜一(≒お兄さん)は、氷川さんの自分とは異質な部分(身体だけでなく精神の部分でも)に魅かれていた
 ※凜一と違う部分≒お兄さんと違う部分
→お兄さんとは違う部分を見てくれた凜一が大切な存在になる
というものです…

まだ固まってないので後日修正するかもしれません。
まあ、もはや好きに理由なんていらねぇんだが(極論)

和む

上記でサビを語ってしまったので、急にあっさりした単語になってしまいましたが…笑
先ほどの凜一が飼い主を待つ犬みたいに待ってたあとに「凜一に会うとなんだか和む」と言っていました。
「なんだか和む」…「なんだか和む」(ときめくので復唱)

お兄さんのことを話せるのも凜一だけですし、凜一は話しやすい雰囲気があるんでしょうかね…
一方の凜一も、氷川さんと話していると癒されているようです(ケガの痛みも忘れるくらい)
可愛いね…可愛いね…

↓1枚目は和んでいる図と、2枚目は凜一の睛に弱い氷川さん(関係ないけど描きたかっただけ)

※オマケ※辛抱強い氷川さん

あと、これだけ語らせて欲しいんですけどね…

氷川さん辛抱強すぎじゃないですか!!!!???笑

彼等のラストなんてもう、据え膳のお手本みたいな状況なのに…
どうにかしてやりたいって大発表してるのに…

藤沢さんによると、普通の男ってのは好きは二の次なんだけど(笑)、氷川さんは育ちがいいので好きな人としか付き合いたくないそうです。
身体より気持ちを大事にするからこそ…凜一は大事にされているんやで…
~FIN~

夜のテンションで書き散らしたので、後日大幅修正するかもしれません…
拍手などありがとうございますm(__)m