【有正】二輪草④

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

有沢さんと正午くんについて本気出して考えたい第四回です。今回は51~59ページです。
過去回はこちらのページにまとめています。

今回から「若葉のころ」以降の時間軸を想定しています。
当時のものを調べつつ描いていますが、間違いがありましたらすみません…
調べて分かったのですが、「モテる」の語源は江戸時代だそうな…

次回からは少し遅いクリスマスのお話になる予定です。
有正が有正し始めます。

以下、有正の話を長々とします。

【「若葉のころ」の有沢さんと正午くんについて】
「若葉のころ」は一週間くらいで色んな出来事がありますが、凜一の行動と有沢・正午の行動を整理してみます。

*「若葉のころ」の曜日*
※正午は月~土に授業あり
?:午前中に有沢が訪ねてくる。凜一は授業後にメギを持って千尋を訪ねる
 →夜は正午も有沢も花見
?:氷川が家に来て「木曜日会おう」と約束する。有沢は舘教授に呼ばれる
~数日空く~
水:千迅が京都へ来て、凜一と於じまへ泊る
 →正午が友達の家に泊まると電話してくる。実は有沢さんとホテルへ行っていた。これがリークされてしまう。
木:凜一が朝に氷川と会う、その後千迅と竹雄へ
 →正午は朝に於じまで凜一と話す。家に女ともだちを呼ぶと言っていたが、それも有沢さん。有沢さんが池畔の家へ来て、正午が被写体になる。
金:凜一は竹雄から京都へ移動
土:有沢が凜一に逢いに来る。
 →そのあと正午の研究室に有沢から電話がある。
日:凜一が家元からの手紙を受け取る。氷川が家へ来る

(私的には)ドラマチックな花見の一件のあと、数日空いてホテルに行った流れが気になります。どうやって落ち合ったのか?正午くんが急に電話してくるということは、予定していなかったと思われるので。しかも、二日連続でふたりは逢ってるんです。しかも凜一従兄さん不在!これ二夜連続…??二夜連続なの???

それなのに、正午くんは「凜一と氷川が仲たがいした」ことを有沢さんに告げていると考えられます。そうしないと、有沢さんがその事実を知るルートが無いので。
ぜんぶ黙っておけば、有沢さんは独り占めできるし、(ひどいけど)凜一さんが男とどうなろうと関係ないしで、正午くん的にはよかったはず。氷川さんと有沢さんが対面したときなんて、楽しそうに笑ってたのに(ここの正午くんも小悪魔的でかわいい)。

有沢さんに二人が仲たがいをした事実を云ったのは、有沢さんと数日過ごしてみて、自分じゃ有沢さんと釣り合わないとか凜一従兄さんのほうが似合うとか、引け目を感じてしまっていたからという想像が…考えすぎだけど…

それなのに、有沢さんは二人の仲を取り持って帰っていった。めちゃ優しい愛のある行動。
凜従兄さんばかり愛されてずるい!と、正午くんも感情的になって最後凜一さんに当たってしまったのではないでしょうか…

有沢さんは凜一さんを超絶好きだからこそ身を引いたと思いますが、正午くんのことも気になってきていると感じます。被写体にするなら好きなヤツがよくない?正午くんに二日連続で逢って、自発的に写真も撮るなんて、「碧空」の有沢さんからしたら前代未聞な気が。凜一さんもいろいろ驚いていたし。
今まで愛するお祖母さんや凜一にはツンデレだったけど、「おとな」になって違う人の愛しかたを憶えた有沢さんであられたいのです…
何度も言うけど、撮った正午くんの写真はどうしたんだ。

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