まだ整理が出来ていないのですが、「長野作品の一人称」について思ったことを覚え書き…
のちに書き直すかもしれません。
土曜の昼下がり、布団に寝ころびながら、凜一シリーズの正午くんについて考えていたわけです。
正午くんの一人称、当初は「ぼく」だったのですが、若葉のころで急に「俺」になります。
凜一によると、女と付き合うようになってから「俺」と言うようになった、とのこと。
女を知ったら、一人称が「俺」になる――――…
この図式を、他の人物にも当てはめてみると楽しいのでは、とふと思い立ちました。
※初期作の少年たちは対象にならないと思いますので、対象と思われる作品だけ追加していきます…
凜一シリーズ
凜一:ぼく
正午:ぼく→俺
氷川、千尋、暁方、千迅、有沢:俺
凜一シリーズについては何となく納得なのですが、
気になる点としては有沢さんと千迅さんがいつ・どこで・どんな風に「俺」になったかということです。
あめふらし
市村くん・橘河さん:おれ
仲村さん:私
――――ですが、「空蝉」の逸朗さんの一人称…
「ぼく」です、ありがとうございました…
東京少年
私の推しの話で恐縮ですが、以下連玄藤さんの話が長くなります。
ロクくんが「ぼく」っ子。
光さんが「おれ」。
聞いて…
連玄藤、「ぼく」なの――――…
「ぼく」っ子にしては口が悪いなぁと思っていたのですが、ヒカルの前でも「ぼく」だし、と悶々としていたわけです。
ですがですよ、最初に申し上げました、正午くんのぼくっ子マンシップ(?)に則りますと、
なんと…フジが女を知らない説が浮上。どうしよう。
その仮説を念頭に置いて、フジが急にヒカルに抱きつくシーンを読み返してみます。
女を選ぶくせに、とフジが言うと、ヒカルは「お前もそうしてきたんだろう、」と。
その後なぜかフジがたまらなくなって抱きつく。
もし、フジが”そうしてきて”なかったとしたら?!
そりゃあ、切なくて抱きつきますよなぁ?!
(でも自分だけサクラオ師匠の言いつけを破っているので言えない)
フジは彼女はいても、本当の意味で女を知らず、
女を知っていくヒカルを横目で見ていたらどうする…どうしたら…
「お前もそうしてきたんだろう」が、「お前もそうしてきたんだろう?」という疑問形だとすると、
ヒカルは、フジが女を選んでいるかどうか本当のところは分からないものの、
そういう雰囲気を察しているだけ(女といるところを見る等)だったとしたら…
そして本当のところ、フジは女を選んでいるわけではなかったとしたら…
私泣いちゃうよ…
11/27 追記
チマチマ記
桜川くん:おれ
カガミ:ぼく
いや、そうだろうと思ってましたけどね。
男子校だからね。まぁでも、カガミくん大学は共学だよね?どうしよ。
カガミくん、桜川先輩しか知らなければいいのに!!!!
てか絶対にそう!!
レモンタルト
私(士)「ぼく」
義兄(一哉)「おれ」
M「おれ」
紺シリーズ
亨「ぼく」
来島「おれ」
真木「おれ」
川野「おれ」
白いひつじ
鳥貝「おれ」
百合子「おれ」
取り急ぎ、当てはめて考えると楽しいな~という話でした。